成人の動脈管は,大動脈峡部と肺動脈における石灰化と血管の脆弱性が認められる691).また,長期間持続する左右短絡により,たとえ小さい動脈管でも,心筋障害を来たしうっ血性心不全を呈することがある691).一方,大きな径では,Eisenmenger症候群となる692)
1 解剖学的特徴と病態生理
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成人先天性心疾患診療ガイドライン(2011年改訂版)
Guidelines for Management of Congenital Heart Diseases in Adults(JCS 2011)