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 労作時呼吸困難やチアノーゼの増強を認める場合,Fontan術を考慮する場合がある.肺動脈の発達の程度,肺血管抵抗値と心機能が保たれていることが,修復術の適応決定上重要な条件であるが,小児期に既に条件から外れていることが多い.条件を満たさない場合,Glenn手術やBlalock-Taussig吻合術等の姑息術も考慮される.心機能悪化例では,心室頻拍の合併も多く,予後が悪い,特に肺体短絡術後では,Glenn手術への変更や,将来的に心移植も考慮される.
6 手術
成人先天性心疾患診療ガイドライン(2011年改訂版)
Guidelines for Management of Congenital Heart Diseases in Adults(JCS 2011)