①胸部X線
肺動脈閉鎖では左第2 弓の陥凹,肺血管陰影の減少を認める.
②心電図
右軸偏位,右室肥大を認める.
③心エコー法
心機能と房室弁閉鎖不全,大動脈弁下狭窄,肺動脈主幹部の評価には有用であるが,末梢肺動脈の評価は難しい.
④ CT・MRI
肺動脈の描出に有用であり,特に3次元構築により立体的に血管走行を把握でき,得られる情報は大きい.拡張した大動脈の評価にも有用である.
⑤心臓カテーテル検査
肺動脈形態,肺動脈圧,血管抵抗の評価に有用である
3 検査所見
成人先天性心疾患診療ガイドライン(2011年改訂版)
Guidelines for Management of Congenital Heart Diseases in Adults(JCS 2011)